新日本プロレスの選手たちが、野毛道場で日々食べている「道場ちゃんこ」。
ファンなら一度は食べてみたいと思う、あの味を自宅で楽しめたら……。
そんな思いから生まれたのが、今回の「伝統の道場ちゃんこ鍋」です。 実は、開発を担当した私自身も新日本プロレスの大ファン。今回は、一人のファンとしての思いも込めた商品開発の裏側をご紹介します。
■「一度は食べてみたい」を形に
新日本プロレスのファンなら、選手たちが食べている野毛道場のちゃんこを一度は味わってみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。私も、そんなファンの一人です。今回の商品開発は、その憧れを形にする挑戦でした。

新日本プロレスさんとのご縁は、昨年、棚橋弘至選手の引退記念純金メダルを開発したことから始まりました。私自身、棚橋選手の大ファン。ファンの皆さんの手元に、思い出として残る商品を届けたいという気持ちで取り組みました。

では、その第2弾は何にしようか。ファンの皆さんに喜んでいただけて、まだ商品になっていないものはないか。そう考えるうちに思い浮かんだのが、野毛道場のちゃんこ鍋でした。あの道場の味を、自宅で楽しめるようにしたい。考えるほどに、自分自身も食べたくなる企画でした。

■スープだけでは、届けきれない
実は、最初に考えていたのは「ちゃんこのスープだけ」を商品にすることでした。
しかし企画を進めるうちに、ある思いが強くなっていきました。「ファンが食べたいのはスープだけじゃない。選手たちが道場で食べている、あのちゃんこそのものではないか」何が入っているのか、肉はどのくらい入るのか、野菜はどんな大きさなのか。そこまで含めて道場のちゃんこなのだと思いました。
そこで、企画を具材入りの冷凍ちゃんこ鍋へ変更。新日本プロレスさんに監修いただき、電子レンジで手軽に作れて、できる限り道場の味を楽しめる商品を目指しました。
実際に野毛道場にも足を運び、ちゃんこを試食させていただきました。ちゃんこ番を務める安田優虎選手から、作り方や味付けを教わる機会もいただきました。憧れの味を知る喜びと、それを商品にする責任。ファンの気持ちと開発担当者の気持ちが、重なる時間でした。
■意外な難関は、豆腐でした
開発で頭を悩ませた食材の一つが、豆腐です。
道場では、えのき、しいたけ、しめじ、ネギ、豆腐、大根を「永遠の6種」、略して「永六」と呼んでいます。道場ちゃんこに欠かせない顔ぶれですから、豆腐も外すわけにはいきません。

ところが、冷凍技術が進歩した今でも、豆腐の食感を再現するのは簡単ではありませんでした。メーカーの方にもご苦労をおかけし、冷凍専用の豆腐を選ぶなど、工夫を重ねていただきました。
一方、何度も味見をして選び抜いたのが、豚肉と鶏肉です。道場のちゃんこを食べて、味の深みを生んでいるのは肉の甘みだと感じたからです。スープの味だけを整えても、目指す一杯には届かない。肉そのもののおいしさを大切にしました。 野菜も通常より大きめにカット。道場で選手たちが食べている、具材の存在感や食感にも近づけました。

■真壁選手の厳しいチェックを経て
味付けにも、ひと工夫が必要でした。厳しい練習を終えた選手たちが食べる道場のちゃんこは、濃い味付けです。その特徴を残しつつ、ご家庭でも食べやすくする。このバランスに苦労しました。
試作品は真壁選手にも味見していただきました。特に、野菜の大きさとスープの味の濃さには厳しい指摘が。道場のちゃんこをよく知る選手の意見を受け、調整を重ねていきました。
そして、仕上がったちゃんこに、真壁選手から「本当に旨いな!!」のひと言。安田選手からは「道場の味を超えている」とまで言っていただけました。
この言葉をいただいたときは、開発担当者としても、一人のファンとしても、本当にうれしかったです。



■あなたは豚味噌派? それとも鶏塩派?
豚味噌には、岩手県産のブランド豚を使用しています。柔らかい食感の豚肉を大きくカットし、多めに入れました。ぜひ味わってほしいのは、豚肉の甘み。味噌のスープとともに、肉のおいしさを楽しんでいただきたい一杯です。
鶏塩には、新潟県産のブランド鶏を使用。あっさりした印象ながら、味付けはしっかりしています。噛み応えのある鶏肉と塩味のバランスは、私もおすすめしたいおいしさです。
二つを食べ比べて、ご自身のお気に入りを見つけていただけたらと思います。


■食べ終わった後も、食卓にライオンマークを
特典には、新日本プロレスのライオンマークをあしらった鍋敷きを付けました。ちゃんこと一緒に、日常でも使えるものを届けたいと考えたからです。
大切に飾るグッズもいいですが、普段の暮らしの中で使う楽しさもあります。いつもの食卓にライオンマークがある。それだけで、ファンとしてはちょっとうれしいものではないでしょうか。
「一度は食べてみたい」と憧れていた野毛道場のちゃんこ。その味を商品としてお届けできることは、一人のファンとしても、本当にうれしいことです。
新日本プロレスファンの皆さんはもちろん、道場ちゃんこを初めて知る方にも、ぜひ味わっていただきたいと思います。
