通常は入れない「出雲大社 八足門」へ。ロッピング初登場の特別な山陰2泊3日の旅

お客様の声から生まれた、ロッピング初登場の山陰ツアー

今回の旅は、ロッピングのお客様に実施した「旅行に関するアンケート」から生まれました。

「こんな旅がしたい」というお客様の声をもとに、観光地をたくさん詰め込むのではなく、移動も観光もゆったりと楽しめることを大切にして企画した2泊3日の山陰旅です。

羽田空港から出発し、現地での移動は貸切バス。バスはお一人で2席を利用できるので、移動中もゆったり。少人数だからこそ、無理なく巡れる旅程にもこだわりました。

そして旅の大きな見どころが、通常は立ち入ることのできない出雲大社・八足門内での特別参拝。そのほかにも、山陰ならではの食や温泉、美しい庭園など、3日間を通してじっくり楽しめる内容になっています。

今回、ロッピングスタッフもひと足先に現地へ。
お客様の声から生まれた旅は、実際にどんな3日間になるのか。写真とともにご紹介します。

まずはチラシで旅の全体像をご覧ください

日程や旅行条件などをまとめたチラシをご用意しています。

▶ 山陰2泊3日ツアーチラシ(PDF)

この旅でしか味わえない5つの魅力

1|通常は入れない「出雲大社 八足門」内で特別参拝

この旅最大のハイライト。昇殿祈祷をして通常は立ち入りが限られる八足門内での参拝。内部は撮影禁止だからこそ、その場でしか味わえない特別な時間です。

2|稲佐の浜から出雲大社へ。御砂取りを体験

神話の舞台・稲佐の浜で御砂をいただき、出雲大社の素鵞社へ。砂を納め、代わりに御砂をいただくところまでを体験します。

3|山陰の美食をたっぷり満喫

出雲そば、紅ズワイガニ13品の「上蟹づくし」、島根和牛、しじみなど、3日間を通して山陰ならではの味覚を楽しみます。

4|2つの名園を巡って、異なる日本庭園の楽しみ方を体験

足立美術館は「絵画のように眺める庭」、由志園は「自分で歩いて景色を発見する庭」。同じ日本庭園でもまったく違う楽しみ方ができるのが、この旅のおもしろさです。

5|2つの温泉宿で、旅の夜もゆったりと

松江の「御宿 野乃 松江」と、出雲大社近くの「佳雲」。
趣の異なる2つのプレミアムな宿で、くつろぎの時間を過ごします。

山陰の名所と美食を巡る3日間

1日目|名園と縁結び、松江の美食を楽しむ

羽田空港から米子空港までは1時間半弱。機内で映画を見始めたのですが、最後まで見終わる前に到着してしまい、「もう着いたの?」と驚いたほどでした。山陰は遠いイメージがありましたが、実際に訪れてみると想像以上に近く感じられました。

お食事処 竹葉(ちくよう) | 山陰の旅は、名物「出雲そば」からスタート

最初の昼食は、足立美術館のすぐ近くにある「竹葉」でいただきます

羽田空港から米子空港に到着後、最初に訪れたのは「竹葉」。足立美術館から歩いて約30秒という便利な場所にあり、昼食後はすぐに観光へ向かえるのも嬉しいポイントです。

島根を代表する郷土料理「出雲そば」。旅の最初の一食として味わえば、山陰へ来た実感がさらに深まります

今回いただいたのは、出雲そばの代表的な食べ方の一つ「割子そば」。丸い重箱状の器「割子」に盛り付けられているのが特徴です。お店には食べ方の説明もあり、初めての方でも安心して楽しめます。

お店には、女将さん手描きの「割子そばの食べ方」も。余った出汁を次の器にうつしていくんですね。初めて食べる方にも分かりやすく、旅ならではの温かなおもてなしを感じました

さらに店内には、島根県安来(やすぎ)市の名物「どじょう掬いまんじゅう」などのお土産も並び、食事だけでなく旅気分を盛り上げてくれます。山陰ならではの味覚との出会いが、3日間の旅のスタートを彩ってくれました。

安来市名物のどじょう掬いまんじゅう。ちなみに竹葉の主人と女将さんは安来節どじょうすくい踊りの師範の資格をもっているそうです

足立美術館|22年連続「庭園日本一」の景色を、一枚の絵画のように楽しむ

昼食をいただいた「竹葉」から歩いてわずか30秒。移動の負担も少なく、食後すぐに足立美術館へ向かいます。

創設者・足立全康氏の像。島根県安来市の農家出身で、大阪で商売の才能を開花させました

足立美術館は、アメリカの日本庭園専門誌『Journal of Japanese Gardening』による庭園ランキングで、2003年から22年連続「庭園日本一」に選ばれている名園です。その美しさを一目見ようと、国内外から多くの人が訪れます。

白砂は穏やかな海を、リズミカルに植栽された松は島々が表現されている「白砂青松庭」

印象的だったのは、庭園を一枚の絵画のように眺めるという楽しみ方。創設者・足立全康氏の「庭園もまた一幅の絵画である」という考えのもと、館内の窓はまるで額縁のように設計されており、窓いっぱいに広がる庭園がまるで一枚の風景画のように映し出されます。

窓が額縁がわりです

中でも感動したのが、「生の掛軸」。床の間に掛軸が飾られていると思いきや、その正体は庭園を切り取る一枚の窓。季節や時間によって表情を変える景色そのものが、世界に一つだけの掛軸になっています。写真だけでは伝えきれない魅力なので、ぜひ動画でもご覧ください。

「生の掛軸」。まさに世界に一つだけ
動画でもどうぞ。よく見ると職人さんも画の一部に

なお、旅の3日目に訪れる由志園では、美しい庭園の中を「実際に歩きながら」四季の移ろいを感じられます。一方、足立美術館は「美術のように眺めて味わう庭園」。同じ日本庭園でも異なる魅力を楽しめるのも、この旅ならではの見どころです。

八重垣神社|縁結びの神様に願いを込めて、鏡の池で占い体験

縁結びの神様として全国的に知られる八重垣神社。出雲神話で素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなたひめのみこと)が結ばれたゆかりの地とされ、良縁や夫婦円満、安産を願う神社として多くの参拝者が訪れます。

本殿の注連縄にもぜひご注目。一般的な神社とは綯(な)い方が逆になっているそうです。出雲神話ゆかりの神社ならではの、興味深い見どころの一つです

本殿で参拝後、占いで使う紙を購入。木々に囲まれた静かな小道を進むと「鏡の池」へ続く鳥居が現れます。

占いの紙を購入(別途100円)
神社の裏手。この先に池があります

ここでは八重垣神社ならではの縁結び占いを体験できます。

占い用紙を池に浮かべ、その上に10円または100円硬貨をのせると、紙が少しずつ水を吸って沈んでいき文字が浮かび上がってきます。早く沈めば良縁が早く訪れ、近くで沈めば身近な人とのご縁、遠くで沈めば遠方の人とのご縁と伝えられており、多くの参拝者が静かに見守っていました。

なかなか用紙が沈まずやきもきしていたら、おたまじゃくしたちが寄ってきてつついてくれて無事沈みました!

実はこの鏡の池は、明治時代に松江で暮らした作家 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)も興味を示した場所。案内板には、八雲がこの神社をたびたび訪れ、鏡の池にまつわる言い伝えを作品『知られぬ日本の面影』の中で紹介していることが記されています。

小泉八雲もたびたび訪れたそう

神社を参拝するだけでなく、自分の願いをそっと池に託す――。そんな体験ができるのも、八重垣神社ならではの魅力です。

活かに・郷土料理 松江和らく|13品で味わう贅沢な「上蟹づくし」

せっかく山陰を訪れるなら、一度は本場のカニ料理を味わいたいもの。

ツアーでは、「和らく」の上蟹づくしをご用意。姿ガニをはじめ、カニ刺し、カニ甲羅焼き、カニ天ぷらなど、さまざまな調理法でカニを堪能できる全13品の会席コースです。カニの魅力を余すことなく味わえる、贅沢な内容になっています。

松江市内にある「和らく」は、山陰の旬の食材をふんだんに使った会席料理で人気のお店

使用される境港産の紅ズワイガニは、みずみずしく上品な甘みが特徴。刺身から焼き物、揚げ物まで、一品ごとに異なるおいしさを楽しめるのも魅力です。旅先だからこそ味わえる、思い出に残る夕食になるはずです。

松葉ガニよりも深い海で育つ紅ズワイガニ。みずみずしい甘みが魅力です。カニを堪能できる全13品コースです

※夕食会場へは貸切バスでご案内いたします。お食事後は宿泊ホテルまで徒歩約10分です。徒歩での移動がご不安な方は、タクシー(各自負担)もご利用いただけます。

御宿 野乃 松江|島根らしさを感じる「畳敷きのホテル」で旅の疲れを癒やす

1日目の宿泊は、松江市内にある和風プレミアムホテルブランド「御宿 野乃 松江」。全館畳敷きの館内で、素足のまま過ごせる心地よさが魅力です。

ホテルでありながら旅館のような落ち着き。館内は靴を脱ぎ、終始リラックスして過ごします

客室も和モダンな雰囲気で、畳スペースや色鮮やかな和柄のクッションがかわいらしく、旅先らしい気分を味わえます。私が泊まった部屋からは宍道湖も見え、朝はゆったりとした景色を眺めながら過ごせました。

こちらはシングル
ツインのお部屋

温泉と細やかなサービスで、旅の疲れをリフレッシュ

最上階11Fの天然温泉大浴場「だんだんの湯」には、露天風呂や壺風呂、セルフロウリュ式サウナを完備。内湯からは松江の街並みと宍道湖が広がり、開放感のある景色を眺めながら、旅の疲れをゆっくり癒やすことができます。

最上階の大浴場。大きな窓の向こうに、松江の街並みと宍道湖が広がります

シャワーヘッドには人気ブランドのものが採用され、シャンプーバーでは好みのシャンプーを選べるなど、美容好きにはうれしい設備も充実。

お風呂上がりには無料のマッサージチェアでひと休み。さらに夜はアイス、朝は乳酸菌飲料のサービスもあり、細やかな心遣いが感じられました。

こんな感じで初日は島根ならではの食や文化、庭園を満喫。

ゆったりと温泉につかり、おいしい朝食に期待しながら1日目を締めくくりました。

2日目|水の都・松江を巡り、いよいよ出雲大社へ

朝食バイキングは余裕をもって、絶対に楽しんでほしい

そして、このホテルで一番印象に残ったのが朝食です。

島根ならではの食材を使った料理が並び、目の前で揚げてもらえる天ぷらや、漬けマグロやサーモン、イカ、いくらといった新鮮な海鮮を自由に盛り付けて作る「お好み海鮮丼」が楽しめます。

朝食ではご当地名物「割子そば」や「しじみ汁」など約50品目の和洋バイキングをお楽しみいただけます。※時期や仕入れ状況により、提供内容が異なります
正直、この朝食を食べるためにもう一度泊まりたいと思ったほど
赤天、のどぐろ天、あご野焼き。山陰ならではの味覚も充実

自分の好きな具材だけを盛り付けられるので、つい欲張ってしまいました。

もちろん、ぜんざいやフルーツなどデザートも充実。ぜひお腹を空かせて朝食会場へ向かってください。

さて旅の2日目は、城下町・松江ならではの風景を楽しむ堀川遊覧船からスタート。

松江堀川遊覧船|ガイドと巡る、水上からの城下町さんぽ

松江城のお堀をぐるりと巡る「松江堀川遊覧船」は、水上から城下町の風景を楽しめる人気の体験です。

約50分かけてゆっくり巡る船旅では、船頭さんが松江の歴史や見どころを案内してくれるので、景色を眺めながらのんびり過ごせます。冬には船内がこたつ仕様になるそうで、季節ごとの楽しみ方があるのも魅力です。

松江城近くの乗船場から約50分の船旅へ出発します
いよいよ約50分の水上散歩へ!

船が岸を離れると、スタッフの皆さんが笑顔で手を振ってお見送り。こうした温かな雰囲気も、松江堀川遊覧船の魅力のひとつです。

船頭さんのガイドを聞きながら、ゆったりとお堀を巡ります

約50分の船旅では、船頭さんが松江の歴史や見どころを楽しく案内してくれます。

橋の下では美空ひばりさんの『愛燦燦』を披露してくださり、水辺に響く歌声がとても印象的でした。ガイドさんごとに歌が異なるそうで、どんな一曲に出会えるかも楽しみのひとつです。

季節の花々がお堀沿いを彩り、水上散歩をより一層楽しませてくれます

お堀沿いには季節の花々が植えられていて、訪れた時期にはアガパンサスやアジサイが見頃。サギがたたずむ姿も見られ、水上ならではののどかな景色に癒やされました。

思わず「おおっ!」と声が出る名物シーン。ぜひ動画でご覧ください

この遊覧船の名物が、低い橋をくぐる瞬間です。

橋の高さに合わせて船の屋根が折りたたまれ、乗客みんなで頭を低くして通り抜けます。ちょっとしたアトラクションのようで、大人でも思わずワクワクしてしまいました。

船上から眺める松江城。お堀巡りならではの景色です

船上からは松江城を望めるポイントもあり、お堀を巡るからこそ見られる景色を楽しめます。歩いて巡るのとは違った目線で松江城を眺められるのも、遊覧船ならではの魅力です。

「だんだん」は島根の方言で「ありがとう」という意味

下船後に見つけた「だんだん」の看板。「だんだん」は島根の方言で「ありがとう」という意味で普段から使われている言葉だそうです。

約50分の船旅を終えるころには、松江のゆったりとした空気にすっかり癒やされていました。景色を楽しむだけでなく、ガイドさんとの会話や歌、おもてなしにも心が和む、松江を訪れたらぜひ体験してほしい遊覧船です。

小泉八雲記念館 |小泉八雲ゆかりの地へ

堀川めぐりのあとは、松江城のお堀沿いにある「小泉八雲記念館」へ。

このあたりは武家屋敷が並ぶ「塩見縄手」と呼ばれる通り。船の上から眺めていた景色を、今度は歩いて楽しみます。

塩見縄手にある「小泉八雲記念館」。八雲の生涯や作品について知ることができます。※記念館内は撮影できなかったので、じっくり見学

記念館の隣には、小泉八雲が実際に暮らした旧居が残されています。
日本家屋の室内から眺める庭も美しく、八雲がここで過ごしていた当時に思いを馳せながら見学しました。

八雲が暮らした旧居。部屋を囲むように広がる庭を眺めながら、当時の暮らしに思いを馳せます
八雲が実際に暮らした空間が今も残されています

旧居で特に印象に残ったのが、八雲が使っていたという背の高い机。

八雲は16歳の頃に事故で左目を失明し、右目も強度の近視だったため、原稿に目を近づけて書けるよう、通常より高い机を使っていたそうです。

八雲が原稿を書くために使っていたという背の高い机。その高さにも理由がありました

風情ある塩見縄手を歩く
旧居を出たあとは、お堀沿いをのんびり散策。

武家屋敷や白壁、木塀が続く通りは風情たっぷり。船から眺めるのとはまた違った松江の景色を楽しめます。

ふとお堀を見ると、先ほどまで乗っていた堀川遊覧船が。

さっきまで乗っていた遊覧船を、今度はお堀の上から

武家屋敷の格式を感じさせる立派な松が多い塩見縄手ですが、中にはこんなユニークな松も。ぐっと曲がった幹の下をくぐって歩けるんです。

思わずくぐりたくなる、ユニークな松。小泉八雲もここをくぐったかも?

船から眺めた景色を、今度は自分の足で歩いてみる。視点を変えると、同じお堀沿いでもまた違った魅力に出会えました。


松江の城下町散策を楽しんだあとは、バスに乗って出雲方面へ。道中は車窓から宍道湖を眺めながら、しばしのドライブです。

水辺の景色を楽しんでいるうちに、次の目的地「島根ワイナリー」へと向かいます。

島根ワイナリー |島根ワインと島根和牛、ふたつのおいしさを満喫

赤い瓦屋根が印象的な「島根ワイナリー」に到着。ワイン醸造館を横目に、まずは昼食会場の「バーベキューハウス シャトー弥山」へ向かいます。

島根ワイナリー。ワインと島根和牛を楽しめる、今回のランチスポットです

ランチは「シャトー弥山」で島根和牛を

「バーベキューハウス シャトー弥山」では、島根和牛コンロ焼き御膳〈華〉(はな)をお楽しみいただきます。島根ワインもご用意。島根和牛は、自分好みの焼き加減で。島根ワインと一緒に味わえば、島根ならではの贅沢なランチタイムです。

島根和牛をはじめ、彩り豊かな料理が並ぶ島根和牛コンロ焼き御膳〈華〉(はな)。グラスワインとともにお楽しみいただきます
島根和牛をお好みの焼き加減で。焼きたての味わいを熱々のうちにどうぞ

食後はワイナリーを自由に散策

昼食後は自由時間。ワイン醸造館で製造工程を見学したり、試飲即売館で島根ワインを味わったり、お土産を探したりと、思い思いにお過ごしいただけます。

ワイン醸造館では、島根ワインができるまでの工程を自由に見学できます

見学のあとは、お楽しみのワイン試飲

工場を見学したあとは、試飲即売館へ。館内には無料試飲コーナーがあり、さまざまな島根ワインを気軽に味わうことができます。ワインのほか、スイーツや和菓子、おつまみ、島根の特産品なども揃っているので、お土産選びにもぴったりです。

島根ワインがずらりと並ぶ試飲即売館。ワインのほか、島根のお土産も豊富に揃います

お店の方によると、島根ワイナリーは今年で40周年。季節限定のプレミアムワインなど、生産本数が少なく、発売後すぐに売り切れてしまう商品もあるそうです。

実際に味わって、お気に入りの一本を探すのもワイナリーならではのお楽しみ

島根ならではの味覚をゆったりと楽しんだあとは、いよいよ今回の旅の大きな目的地、出雲大社へ。
その前に、神話の舞台として知られる「稲佐の浜」に立ち寄ります。

稲佐の浜で御砂取り|御砂を携えて出雲大社へ

ここからは、案内経験豊富なベテランガイドさんが同行。
神話や土地にまつわる話を聞きながら、まずは稲佐の浜で御砂取りを体験します。

神話の舞台として知られる稲佐の浜。まずは弁天島の御祭神にご挨拶してから、砂をいただきます

弁天島の御祭神にご挨拶したら、足元の砂を少量いただきます。

稲佐の浜で御砂をいただきます。この砂を携えて、出雲大社へ

そして、御砂を携えて出雲大社へ。
参拝後は御本殿の北側に鎮座する「素鵞社(そがのやしろ)」へ向かい、稲佐の浜から持ってきた砂を納め、代わりに素鵞社の御砂をいただきます。

稲佐の浜から出雲大社へと続く参拝の意味を知りながら体験できるのも、ガイドさんとめぐるからこそ。

ガイドさんの興味深い話に耳を傾けながら参拝します

境内を進み、まずは拝殿へ。出雲大社では一般的な神社とは異なり、「二礼四拍手一礼」で参拝します。

大きな注連縄が目を引く拝殿。出雲大社では「二礼四拍手一礼」で参拝します

稲佐の浜でいただいた御砂を、素鵞社で交換

拝殿で参拝したあとは、御本殿の北側に鎮座する素鵞社(そがのやしろ)へ。

ここで、稲佐の浜から大切に持ってきた御砂を納め、代わりに素鵞社の御砂をいただきます。いただいた御砂は、土地の守護として自宅の敷地などにまいたり、お守りとして持ち帰ったりするのだそう。

稲佐の浜でいただいた御砂を手に、素鵞社へ。御砂取りはここまでがひとつの流れです
持参した御砂を納め、代わりに素鵞社の御砂をいただきます

持参した御砂を納め、代わりに素鵞社の御砂をいただきます。
ツアーでは御砂を入れるお守り袋も用意されているので、いただいた御砂をお守りとして持ち帰ることができます。

素鵞社でいただいた御砂は、お守り袋に入れて旅の思い出に

出雲大社・八足門内での特別参拝|昇殿祈祷のあと、神聖な八足門の内側へ

境内をめぐったあとは神楽殿へ。ここでまず、昇殿祈祷を受けます。

昇殿祈祷は、力強い太鼓の音とともに始まります。厳粛な空気の中、祝詞が奏上され、巫女による神楽舞が奉納されます。

太鼓の音が響いた瞬間から空気が変わり、自然と背筋が伸びるような感覚に。今回の参拝の中でも、特に緊張感があり、身も心も引き締まる時間でした。

そして昇殿祈祷を終えたあとは、いよいよ今回の旅の大きな目的のひとつ、八足門内での特別参拝へ。

八足門の先は、御本殿を囲む神聖な区域。通常の参拝では立ち入ることのできない場所へ入り、より御本殿に近い場所から参拝します。

神楽殿での昇殿祈祷とはまた違う、静かで神聖な空気に包まれる八足門の内側。間近に御本殿を仰ぎながら手を合わせる時間は、この旅だからこそ味わえる特別な体験となりました。

神楽殿で昇殿祈祷を受けた後、八足門内での特別参拝へ。撮影禁止のため、実際に訪れた人だけが目にできる特別な光景です

八足門内での特別参拝を終えたあとは、改めて境内をゆっくりとめぐります。
目を引くのは、神楽殿の正面に掛けられた巨大な大注連縄。間近で見上げると、その大きさと迫力に圧倒されます。

思わず見上げてしまう神楽殿の大注連縄
その大きさを間近で体感できます

参拝の途中、ガイドさんから聞いたお話で、特に印象に残ったものがありました。

神社の門を「女性が命を生み出す入口」、参道を「産道」、お宮を「子宮」に見立て、参拝を終えて再び門を出ることを「新しい自分に生まれ変わる」と捉えることがあるのだそう。

何気なく歩いていた参道も、そんなお話を聞くと少し違って見えてきます。こうしたお話に出会えるのも、ガイドさんと一緒に巡る楽しさのひとつです。

神門通り散策|参拝のあとは、神門通りを自由散策

出雲大社を参拝したあとは、門前町の神門通りへ。ガイドさんの興味深い話を聞きながら歩いたり、自由時間には気になるお店をのぞいたりと思い思いに散策を楽しみます。

出雲大社の門前に続く神門通り。自由時間には、お土産を探しながらのんびり散策を楽しめます

通りには、出雲らしいお土産や縁結びにちなんだ品、工芸品などを扱うお店も並び、旅の記念を探すのにもぴったり。参拝を終えたあとのひとときを、のんびりと過ごせます。

いにしえの宿 佳雲 | 出雲大社の余韻に浸る、贅に贅を尽くした和の湯宿

出雲大社をたっぷり楽しんだあとは、2日目のお宿「いにしえの宿 佳雲」へ。

館内には出雲神話や伝統をモチーフにした意匠が随所に取り入れられていて、落ち着きのある和の雰囲気が広がります。

そして、ここでも館内では靴を脱いで過ごします。廊下まで畳敷きなので、到着した瞬間から肩の力が抜けるような心地よさ。旅の2日目ともなると、この「靴を履かずに過ごせる」というのが思った以上にうれしいポイントです。

館内は畳敷き。1日目同様、靴を脱いで過ごせるので宿に着いた瞬間からゆったりした気分になります

客室でも、ゆっくりと

客室は和の趣を感じる落ち着いた空間で、佳雲はすべての客室にお風呂を備えているそう。

畳にベッドを合わせた和洋室。落ち着いた色合いで、ゆったりと過ごせる空間です

大浴場や貸切風呂を楽しんだあと、好きな時間に客室のお風呂に入れるのもいいですね。

好きな色浴衣や枕を選んで、自分好みに。宿で過ごす時間を快適にしてくれるサービスも用意されています

2つの大湯処と5つの貸切風呂で、温泉めぐり

佳雲では、隣接する「お宿 月夜のうさぎ」と湯処を共用していて、趣の異なる2つの大湯処を楽しめます。

天然温泉「蒼雲(そううん)」。畳敷きの浴室など、こだわり抜いた和の湯処が旅の疲れを癒してくれます

さらに、貸切風呂は全部で5つ。

左から「漆の湯」「絹の湯」「岩の湯」「季の湯」「泡の湯」と、それぞれ趣が異なります

貸切風呂は予約不要で、空いていれば利用できます。どのお風呂に入ろうかと選ぶのも楽しみのひとつ。滞在中にいくつ巡れるか、試してみたくなります。

湯上がりには、月見台へ

お風呂のあとは、屋上にある「月見台」に立ち寄るのもおすすめ。

屋上の月見台からは出雲の風景を一望。湯上がりに夜風にあたりながら過ごすのも気持ちよさそう

目の前には出雲の風景が広がり、昼間とはまた違った時間を過ごせます。名前の通り、夜には空を眺めながらのんびりするのもよさそうです。

屋上の月見台からは出雲の風景を一望。湯上がりに夜風にあたりながら過ごすのも気持ちよさそう。

夕食は、山陰の味覚をゆっくりと

夕食には、海の幸やお肉などを取り入れた会席料理が並びます。

品数も多く、少しずついろいろな味を楽しめるので、旅の夜は時間をかけてゆっくりと。

海の幸からお肉まで、さまざまな味を楽しめる夕食。※料理内容は季節によって異なります

少し早起きして、出雲大社へ「朝参り」も

佳雲に泊まった翌朝は、少し早起きして出雲大社へ朝参りするのもおすすめです。

朝の澄んだ空気の中、日中とはまた違った雰囲気の境内をゆっくり参拝できるのは、出雲大社の近くに泊まるからこその楽しみ。早起きして出かけてみてはいかがでしょうか。

朝参りのあとは、宿で朝食を

参拝を終えたら佳雲に戻って朝食を。

品数豊富な和朝食をゆっくりいただきます。※料理内容は季節によって異なります

小鉢や焼き物などが並ぶ和朝食をゆっくりいただけば、3日目のスタートです。

3日目|山陰の味覚と庭園、妖怪の街まで。旅の最後まで楽しみ尽くす

出雲ICHIGO縁 | かがまず楽しめる!進化系いちご狩り

佳雲で朝食をいただいたら、旅はいよいよ最終日へ。
最初に訪れるのは、出雲市にある観光いちご農園「出雲ICHIGO縁」です。

大きないちごがお出迎え! 広々とした「出雲ICHIGO縁」へ
ショップに入ると、そこはいちご尽くし! お菓子やオリジナル商品も並びます

到着してまず目を引くのが、大きないちごのオブジェと、ずらりと並ぶ大規模なハウス。広々とした敷地に、明るく開放的な空間が広がっています。

そして、ここでぜひ注目してほしいのがハウスの中です。

いよいよハウスへ。一般的ないちご狩りとは少し違う景色が待っています
いちごが実るシーズンにはこんな景色に! 吊り下げ式の栽培棚に、いちごがずらりと並びます。※写真はイメージです

一般的な高設栽培では床から固定する栽培棚を、こちらではなんと天井から吊り下げています。いちごが取りやすい高さにあるので、腰をかがめ続けなくても楽しめるのがうれしいところ。足元もすっきりしていて、ハウスの中を歩きやすく感じます。

今シーズンは「スターナイト」「すず」「よつぼし」に、新品種の「はるひ」を加えた4品種を栽培予定。品種ごとに列が分かれているので、甘さや香り、食感の違いを比べながら、お気に入りのいちごを探してみてください。

いちご狩りは40分間の食べ放題。農園の方によると、なかには100個ほど食べる方もいるのだとか……!

また、園内ではいちごを使ったスイーツなども楽しめます。

いちご狩りのあとは、かわいいトレーラーカフェでひと休みするのもおすすめ
いちごを使ったスイーツやドリンクも楽しめます。※季節により提供メニューが異なる場合があります

いちご大福作りにも挑戦!

摘みたてのいちごを使って楽しめる「いちご大福作り」も。自分で仕上げるひと手間も、旅の楽しい思い出になりそうです。

いちごとあん、お餅を合わせて、自分だけのいちご大福に!
できあがったいちご大福。いちごの赤が映えて、見た目にもかわいい仕上がり!

由志園 | 歩いて出会う景色。進化を続ける日本庭園

いちご狩りを楽しんだあとは、貸切バスで大根島へ。
次に訪れるのは、約1万2千坪(4万平方メートル)の日本庭園が広がる「由志園」です。1日目に訪れた足立美術館とは、同じ日本庭園でも楽しみ方が少し違います。

まずは島根の味を楽しむ昼食

庭園を眺めながらいただくのは「宍道湖しじみそば膳」。温かいしじみ鍋に自分でそばを入れていただく、ひと工夫のある食べ方です。

地元の味覚を盛り込んだ昼食「宍道湖しじみそば膳」
しじみたっぷりの熱々の鍋へ、自分でそばを入れていただく由志園スタイル

歩いて楽しむ、360度の日本庭園

食事のあとは、庭園へ。

足立美術館の庭園が、絵画のように決められた場所から眺める「静」の庭だとすれば、由志園は自分自身が庭の中を歩く「動」の庭。歩くたびに景色が変わり、自分だけのお気に入りの場所を見つける楽しさがあります。

木々の間を歩きながら、自分だけのお気に入りの景色を探すのが由志園の楽しみ

「ここから見る」が決まっていない面白さ

木々の向こうに橋が見えたり、建物の柱や窓が額縁のようになったり。「ここが正解」という鑑賞ポイントが決まっていないからこそ、自分で景色を発見する楽しさがあります。

歩いた先で、自分自身が「一枚の絵」を発見するのが楽しい
案内してくれたスタッフさんお気に入りの場所。木々の間からのぞく赤橋が池にうつって美しいです

ツアーが催行される冬には、庭園が雪化粧することも。赤橋が映える白銀の景色など、取材時とはまた違った表情に出会えます。

雪化粧した庭園に赤橋が映える冬景色。ツアーではこんな景色に出会えることも(写真は冬季のイメージです)
雪囲いに守られた牡丹も冬ならではの風景(写真は冬季のイメージです)

「百花の王」牡丹を一年中楽しめる

由志園がある大根島は、古くから牡丹の苗の産地として知られる場所。園内の「牡丹の館」では開花時期を調整し、一年を通して色とりどりの牡丹を楽しむことができます。

季節を問わず牡丹に出会える「牡丹の館」。色も形もさまざまな牡丹を見比べるのも楽しい

なお、園内にある「牡丹観音菩薩」は、牡丹を売り歩いた女性たちをたたえるためにつくられたもの。

穏やかに微笑むのではなく、どこか力強さを感じる表情にも、当時の女性たちへの思いが込められています。

島外へ牡丹を売りに出た女性たちをたたえる「牡丹観音」。その表情には、歯を食いしばって働いた女性たちの強さが込められているそう

歩くたびに変わる景色も楽しんで

庭園内には、赤橋や枯山水、黒松など、思わず足を止めたくなる景色が次々と現れます。

晴れの日だけでなく、雨の日には苔が鮮やかになり、木々の香りまで変わるのだそう。季節や天候によって違った表情に出会えるのも、歩いて楽しむ庭園ならではです。

苔が鮮やかになる雨の日も実はおすすめ

守るだけじゃない。変わり続ける日本庭園

由志園が大切にしているのは、昔ながらの姿をそのまま保存することだけではありません。

「日本庭園としての土台は大切にしながら、令和の人たちにも楽しんでもらえる庭園でありたい」とのこと。園内では霧や照明などの演出も取り入れ、新しい庭園の楽しみ方を生み出しています。

霧の演出によって、いつもの庭園が幻想的な表情に。伝統を土台に、新しい楽しみ方も取り入れています※霧の演出は取材時のものです

由志園と足立美術館。同じ日本庭園でも、楽しみ方はこんなにも違う。両方を訪れたからこそ、その違いまで楽しめたのが印象に残りました。

大漁市場なかうら | ベタ踏み坂を越えて境港へ! 海の幸がそろう大漁市場なかうら

由志園をあとにして、次は境港にある「大漁市場なかうら」へ向かいます。

その途中で通るのが、テレビCMをきっかけに一躍有名になった通称「ベタ踏み坂」。島根県松江市と鳥取県境港市を結ぶ江島大橋です。

由志園から境港へ向かう途中には、「ベタ踏み坂」として知られる江島大橋も! 車窓から眺めながら境港へ向かいます

そして境港に到着すると、ひときわ目を引く大きな鬼太郎がお出迎え!

日本一大きな鬼太郎の石像がお出迎え!「大漁市場なかうら」

「大漁市場なかうら」は、境港ならではの海産物をはじめ、山陰のお土産が豊富にそろう市場。冬の山陰を代表する松葉ガニをはじめ、鮮魚や干物、珍味、かまぼこ、お菓子など、お土産探しにもぴったりです。

旅先では、その土地ならではのお土産を探すのも楽しみのひとつ。ここでは境港の“おいしいもの”をあれこれ見ながら、お買い物を楽しめます。

そして、このあとはいよいよ水木しげるロードへ!

水木しげるロード|山陰旅、最後の寄り道。境港で妖怪の世界へ

楽しかった山陰めぐりも、いよいよ最後のスポットです。
締めくくりに向かったのは、街そのものが妖怪ワールドのような「水木しげるロード」。

水木しげるロードには妖怪たちのブロンズ像が点在。街を歩きながら、お気に入りの妖怪を探すのも楽しい

通りには『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめとする妖怪たちのブロンズ像が点在し、お店も鬼太郎や妖怪にちなんだものがいっぱい。歩いているだけで、水木しげるの世界に入り込んだような気分になります。

でも、実際に歩いてみておもしろいなと思ったのは、妖怪だけではなく、この商店街そのものの雰囲気でした。

昔ながらの商店街の風景が残る水木しげるロード。レトロな看板や店構えにもつい目が留まります

通りを歩いていると、昔ながらの商店や建物が今も残っていて、どこか懐かしい。

いわゆる観光地らしく整えすぎた街並みとは少し違って、昔からある商店街の中に妖怪たちがすっと溶け込んでいる。その素朴さが、かえって心地よく感じました。

そして、街のあちこちにいる妖怪たち。

おなじみのねずみ男。こんなふうに街の日常風景の中に妖怪がいるのがおもしろい
鬼太郎と目玉おやじを発見。目玉おやじをつまんで記念撮影
名前を知らない妖怪でも、どこかかわいらしくて、つい写真を撮りたくなります

通りには妖怪をモチーフにしたショップもたくさん。
グッズやお菓子など、思わず手に取りたくなるものがあちこちにあって、妖怪好きならお店をのぞいているだけでもかなり楽しめそう。

通りには妖怪をテーマにしたショップがずらり。店構えまで妖怪の世界観たっぷり
妖怪モチーフのお菓子も。食べるのがちょっともったいないかわいさ

そして、水木しげるロードを訪れたら立ち寄りたいのが「水木しげる記念館」。

水木しげるの生涯や作品、妖怪の世界をより深く知ることができるスポットです。

※ここは今回のプランとは別料金になりますが、水木作品が好きな人はもちろん、街を歩いて妖怪たちが気になってきた人にもおすすめです。

水木しげるロード沿いにある「水木しげる記念館」。※入館料は今回紹介しているプラン料金には含まれません

館内では作者の水木しげるさんの歴史や漫画の世界を間近に感じられる展示も。

街で出会った妖怪たちがどんなふうに描かれてきたのかを知ってから、もう一度水木しげるロードを歩いてみるのもおもしろそうです。

鬼太郎の下駄の上に乗れる撮影スポット!

そして歩いていたら……

なんと、砂かけ婆にも遭遇!

砂かけ婆に遭遇!嬉しいけどこわい

こういう予定外の出会いがあるのも、水木しげるロードのおもしろさ。

松江では小泉八雲の怪談に触れ、境港では水木しげるの妖怪たちに出会う。まったく違う世界なのに、旅の終わりにどこかでつながったように感じるのが不思議です。

知るほどに、もっと好きになる。出雲・松江をめぐる3日間

出雲大社への参拝はもちろん、歴史ある街並みや美しい庭園、土地の恵みを生かした食、そしてそこで出会う人々の物語まで。実際に訪れてみると、出雲・松江には、ただ名所を巡るだけでは気づけない魅力がたくさんありました。

知れば知るほど、景色の見え方が変わり、旅がもっと面白くなる。今回のツアーは、そんな山陰の奥深さをじっくり味わえる3日間です。

一生に一度は訪れたい出雲大社。その旅を、少し特別な体験とともに楽しんでみませんか?

※ツアー内容は諸事情により変更となる可能性があります

ロッピング編集部

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